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反論思考に乗っかってみる

強迫性障害は不安障害なんて言われる通り、不安を感じる事で自律神経になんらかの障害を起こしてしまう精神疾患です。ただ不安は生きている限り誰しも湧き上がるものであり、時間の経過とともに自然とそれが消えていくのが普通。問題なのはいつまでたってもその不安が拭いきれない事にあり、こと強迫性障害ではその不安を消し去ろうと脅迫行為を繰り返してしまうのですが――。今回はそんな不安を打ち消す方法のひとつとして反論思考という考え方があるようなので少し調べてみました。

反論思考とは文字通り抱いた不安に対して反論する思考を意味します。煙草の火は本当に消えているだろうか→煙が出ていないのだから消えていないわけがない、のように不安に対して理屈で反論する方法です。でもこれって強迫性障害を患っている人ならばほぼ毎回やっていることじゃないでしょうか?そしてその反論にどうしても納得出来ず、結果何度も繰り返してしまうからこそ強迫性障害なんじゃないでしょうか?そう思い色々調べると――ぶっちゃけ「そうなったら末期なので精神医療の専門家にカウンセリングを受けた方がいいよ」なんて思いっきり身も蓋もない事が書かれておりちょっとショックでした。

しかしながらこちとら不安に関してはプロフェッショナルです。陥ってる不安障害だけがそのすべてではなく、改善しても油断したらまた次から次へと予想外の不安に見舞われるのは幾度も経験しているのでよく知っています。なので現在繰り返される不安に通用しないからといって諦めるのではなく、今後また自然と生まれてくるであろう不安に立ち向かうため反論思考を身に着けておくのは決して手遅れなんかじゃないと思うのです。

じゃあその方法はと言っても「反論する」以外他ありません。だからそれはちゃんとしてるってば!なんて思うかもしれませんが、実際不安を抱いている時に考えている事の多くは得てして「~だったはず」なんて良い方向に肯定している事が多いはずです。残念ながらそれは反論じゃありません。反論とは否定を論ずる事です。「~だろうか」なんて不安が思い浮かんだ時、「~だから~だ」と理論的に否定する事こそが反論思考なのです。また重要なのは少しずつその反論を増やしていく事です。それにより一時的な慰みではなく、恒久的に不安を打ち消す事、ひいては思考そのものをポジティブ思考へと変えていく事こそが反論思考の真骨頂なのです。

不安障害を患っている人の多くは基本ネガティブ思考に慣れてしまっています。慣れてるというより思考そのものがネガティブになりがちなので、だからこそ反論が反論にならないのかもしれません。ただ、かのポジティブ人間の代名詞とも言われるテニスプレイヤーの松岡修造さんも昔はかなりネガティブ思考の人間だったと聞きます。けれどそれではいけないと、とにかくなんでもポジティブに考えるよう訓練に訓練を重ねたらしく、曰く自分は後天的ポジティブだと、努力次第でネガポジが反転出来るという事を身を持って実証してくれています。なんだかちょっと勇気が湧きませんか?もちろん、さすがにあそこまでポジティブになれるとは思いませんが……。

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