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アドラー心理学に則ってみる

アドラー心理学をご存知でしょうか。オーストリアの精神科医であるアルフレッド・アドラー創始の思想であり治療技法ですが、ざっくりと個人的見解の述べると「人に優しく」です。ただ、特徴的なのは苦しみの原因を過去のトラウマに求めず、目的にあるとしており、すべての感情や行動は目的を達成するために産みだされる=目的論として考えられていることでしょうか。

そもそも心理学としてフロイト、ユング、アドラーは有名であり、心理学に詳しくない私でさえその名前は知っていますが、どうやらもともとアドラーはフロイトと共同研究者だったそうです。そして共に無意識の概念を中心に研究を重ねているのですが、思想の違いから袂をわかつ事となったようです。それこそがフロイトの原因論とアドラーの目的論であり、どちらが正しいというわけではありませんが、解決したい内容によってはどちらも興味深い思想ではあります。ちなみにユングはフロイトの弟子ですね。

もともと普通に生きていると因果律、すべての物事には原因があるため、結果を変えるには原因を追及すべきだという原因論が多くの支持を得ていると感じます。もちろん私もそう考える事が多いです。しかしながらアドラー心理学ではその目的に視点を向ける考え方であり、例えば喫煙ならば原因論では何かしら止められない原因があると考えますが、目的論では何かしら喫煙を続ける目的があると考える事となります。

もちろんこれだけでアドラー心理学は語れませんが、おおよそ考え方としてはかなり前向きな印象を受けますね。決して原因論が後ろ向きなものだというわけではありませんが、こと問題解決に至っては、原因を追求することよりも目的を理解してこそ解決すなわち目的達成へと導く事が出来るため、とかく昨今のビジネスシーンでは好意的に受け入れられているように見受けられます。

詰まるところ原因論は分析、目的論は解決に結びついているんじゃないでしょうかね。どちらも必要であり、重要な考え方ではありますが、原因をもとにそれをなんとかしようとするのか、目的をもとにするのかで、その手段や方法は大きく変わってくるような気がします。個人的には原因論が性に合ってる気もしますが、いつまでも原因ばかり追及していると、そこにばかり目が向いてしまい結果がおろそかになりがちです。最終的にその問題をどうしたいのか、その問題点は本来なにをしたいがためにそうなっているのか、そこに目を向けるのもまた重要な考え方なのだなと改めて考えらされた次第です。

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