なんだかんだムーアの法則は偉大だと思います
- 2023/03/25
- 22:02
インテル創業者のひとりであり、集積回路のトランジスタ数は2年ごとに倍になるで有名なゴードン・ムーア氏が亡くなった今日25日、皮肉にも日本では理研が国産初の量子コンピュータを発表しましたね。数十年前に情報処理の学校に通っていた頃は嫌というほど聞かされたムーアの法則。一時は開発ペースが落ち限界かと言われながらもスマホの普及により集積回路の微細化が進んだことでなんとか持ち直してきた最中、こうして我が国にも量子コンピュータが登場すると時代の流れもさながら妙な感慨深ささえ感じます。
もちろん量子コンピュータなんて一般人にとってはまず触れることの出来ない未知の技術ですが、スパコンさながらな昨今のCPU性能の向上率を考えると、あながち半世紀もしないうちに手の届く存在になる可能性を秘めておりなんとも夢のある話。まあ、一般に量子コンピュータを使用した演算が果たしてそこまで必要かと問われるとなんとも言えませんが――それでも演算能力の向上は様々な分野において損は無い技術ですよね。
30年ほど前、初めて買ったパソコンでレイトレーシングしたら数日掛けてようやく小さな球体ひとつが演算出来て感動もひとしお、こんなものかと思わず肩を落とした記憶も今は昔。現在ではそんなの数秒で出来るのが当たり前であり、もはや何を指標に演算能力の向上を測ればいいのかさえわからなくなっている時代ですが、量子コンピュータにより高速な並列処理が実現すると、単純に今まで笑い話でしかなかった総当たりプログラムが現実のものとなる可能性を秘めており、いやはや想像するだけでホント夢が膨らみますね。そしてそれらが現実のものとなってきた背景に欠かせぬ集積回路の生産効率指標を、早期に予想するばかりか現在もなお維持している半導体技術には脱帽です。
もちろん量子コンピュータなんて一般人にとってはまず触れることの出来ない未知の技術ですが、スパコンさながらな昨今のCPU性能の向上率を考えると、あながち半世紀もしないうちに手の届く存在になる可能性を秘めておりなんとも夢のある話。まあ、一般に量子コンピュータを使用した演算が果たしてそこまで必要かと問われるとなんとも言えませんが――それでも演算能力の向上は様々な分野において損は無い技術ですよね。
30年ほど前、初めて買ったパソコンでレイトレーシングしたら数日掛けてようやく小さな球体ひとつが演算出来て感動もひとしお、こんなものかと思わず肩を落とした記憶も今は昔。現在ではそんなの数秒で出来るのが当たり前であり、もはや何を指標に演算能力の向上を測ればいいのかさえわからなくなっている時代ですが、量子コンピュータにより高速な並列処理が実現すると、単純に今まで笑い話でしかなかった総当たりプログラムが現実のものとなる可能性を秘めており、いやはや想像するだけでホント夢が膨らみますね。そしてそれらが現実のものとなってきた背景に欠かせぬ集積回路の生産効率指標を、早期に予想するばかりか現在もなお維持している半導体技術には脱帽です。

