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お医者さんは怖いくらいがちょうどいいです

長年通い続けていた歯医者が12月に移転する事になりました。それに伴い内装見学会のお知らせなんてものが来て歯医者でもそういうのするんだとちょっとびっくり。ちょうど出勤の日で行けないのは残念ですが、なんだか相当気合が入っているのだなと思ってみたり。

そこの院長はもう結構なお歳のはずなのですが、見た目も中身も若々しく、まだまだ息子には任せられないとばかりに今もなお現役で頑張っています。そもそも私がそこに通いはじめたのはまだ結婚もしてない頃、今の奥さんに紹介されての事なのですが、なんといいますかとにかく豪快で何をするにも自信満々。親知らずを抜いてもらった時なんて、普通ならこの位置の親知らずを抜くのには相当な手間と時間がかかるんだぞ!と豪語しながら意気揚々と抜いたを歯を私に見せつけ胸を張っていたくらいです。

患者に対する物言いもかなりきついで有名す。院内では怒号とまでは言わないまでもかなりの大きな声で患者を叱りつけており、私なんて行くたび歯磨きが甘いと散々罵られ、もっと頻繁に来なさいとお説教までされます。それでも患者は後を絶たないと言いますか、歯医者なんてコンビニに匹敵するくらいあちこちに存在しているのに繁盛しているのは、ひとえにそんな名物院長に惹かれての事だと私は思うのです。

実際のところ評判は賛否あり、患者に対する口の利き方がなってないと嫌う人もいるようですが、私としてはやはり医者は優しいより厳しい方が信頼出来るのです。なによりその過剰なまでの腕に自信満々なのが見ていて気持ちいいといいますか、これ以上の安心して任せられる理由がないのでかれこれ20年近く通っています。

誰しも専門外の事はよくわかりません。わからないからこそ相手を信頼する他ないのですが、その場限りに近い相手を信頼するのはなかなかに難しいものです。でも、だからこそプロ意識を以てして接してくれるのはなによりの安心に繋がります。たとえ怒られようと、説教されようと、それは間違いなく自分の不摂生を指摘されているわけで、ムッとしたり煩わしく感じたりしながらも、それだけ真剣に接してくれているのだと思うとやはり安心して身を任せられるのです。移転して少し遠くなりましたが、おそらくこれからもずっとそこにお世話になるでしょう。おかげさまでかれこれ半年以上通院していませんが、またいずれ訪れる日が来るかと思うと――それはそれでやはり憂鬱ですけどね。

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