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高校生女子の自殺理由の多くが鬱病とされる時代

2020年に自殺した児童生徒が479人(小学生14人/中学生136人/高校生329人)と過去最多だったそうです。前年と比べ1.4倍に増加しており、なかでも高校生女子の自殺者が2倍以上と大幅に増加しているとか。把握されている動機としては進路に関する悩み、学業不振、親子関係の不和などがあげられており、高校生女子においてはそこに鬱病などの精神疾患が上位を占めるようです。実際、昨年はコロナ禍によって大きく生活体系が変化したこともあり、児童のみならず全体的に前年度を上回る自殺者となりました。そこには大幅な減収入であったり、見えない先行きへの不安であったりと、児童とはまた異なる理由も挙げられますが、なにより外出することが出来なくなりひとりの時間が増えたことが共通するひとつの理由とも言われています。

確かに、時代は違えど若い頃はなんだかんだでひとりの時間が少なかったですものね。常に誰かしらといる時間があたりまえであり、むしろ急にひとりになると何をしていいかわからなかったりもしました。けれどその時、誰もが自分を見つめ直すという方向に上手く働くわけでもなく、考えなくてもいいこと、どうでもいいこと、つまりは余計なことを考えてしまい、それが精神的な不安へと繋がってしまう人も決して少なくないと思うのです。

実際問題、自殺にまでは至らずともこのコロナ禍で精神を病んでしまった人は少なくないのではないでしょうかね。むしろ私のようにもともと病んでいた人は自粛自体にそれほどの苦を覚えなかったかもしれません。いや、病んでいようがいまいが、物事をひとりで出来るか出来ないか、それが当たり前と思っているか否かというのはかなり大きく関わってきそうな気がするのです。もちろん、だからといってどちらが偉いというわけでも正しいというわけでもありませんが、耐性という意味だけで考えると今回は、普段からインドアで内向的な人ほどそこまで不安定にならなかったのではないかと思ってなりません。そういう意味では、高校生女子の自殺理由の上位に鬱病が入っているのも頷けますが、同時に高校生の時分から精神病を患ってしまうほど生きにくい時代かと思うとなんだかやるせなくもなりますね。

ただ、政府はこれを重く受け止め自殺予防の取り組みを強化していきたいとしているようですが、その代表がすべて電話相談というところにいつもそれはどうなんだろう?と思ってしまいます。チャットもあるようですが、普通でも悩みというものはそう簡単に言葉に出来ないものなのに、見ず知らずの相手にそれを打ち明けるなんて少々どころかかなり敷居が高すぎやしないでしょうかね。代替案があるわけでもないのであれですが、もう少し違った視点からの補助といいますか、間接的に予防に繋がる仕組みを生み出すほうが、繊細でナーブな世代にはよっぽど効果がありそうな気がします。

ホンヤクラブ

  
  

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