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イコライザを調整してみる!ふたたび!(2012/06/10 15:40)
Cubase Elements 6 で採用されているパラメトリックイコライザは、感覚的に使用出来るグラフィックイコライザとは異なり、ある程度知識に基づいた、論理的操作が必要なイコライザです。今回は、そんなパラメトリックイコライザにおける基本用語を中心に、様々な楽器の周波数帯域について、少し掘り下げて考えてみたいと思います。

一般的にパラメトリックイコライザは、縦軸を音圧、横軸を周波数とした二次元曲線で表現されます。何も操作していない状態、つまり音圧0dbの水平状態を フラット と呼び、任意の周波数帯域を任意の音圧に変化させる事で、様々な音色を作り上げる事が可能となります。



例えば周波数800Hzの音色を変化させたい場合、横軸800Hzの位置に対して縦軸となる音圧を増減させる事となりますが、この際、現在の位置から増強、つまりプラスの値に変化させる事を ブースト と呼び、逆に現在の位置から減衰、つまりマイナスの値に変化させる事を カット と呼びます。



ただし、周波数800Hzの音色を変化させると言えど、ピンポイントで800Hzを意味するわけでなく、あくまでも800Hz周辺、その帯域幅は Q と呼ばれるパラメータにより細かな調整を行う事になります。



ちなみに横軸となる周波数帯域は Frequency 、縦軸となる音圧はgain 、特定周波数を削除する場合を COF:cut off frequency などと英語呼びする場合も少なくありませんが、基本はいくつかの任意ポイントをなぞった二次元曲線に違いありませんので、あまり言葉に惑わされぬようご注意下さい。



つまるところイコライザーとは、任意の周波数帯域を任意の音圧にブースト/カットするものであり、周波数帯域幅となるQ値を調整する事で、より細かな帯域に絞り込む事が可能だと言う事が理解出来たかと思います。ですが、そもそも 任意の周波数帯域とは、いったい何処なんでしょうか?

その前に、個人差はあるものの、ヒトには可聴域と言うものが存在しており、その幅は 20Hz~20kHz と言われているのはご存知でしょうか?しかしながら、これはあくまでも個人差のある論理値、実際には年齢と共にその幅は狭まってしまい、成人を越えると 17kHz 以上は聴き取りが困難な周波数とさえ言われています。試しにココであなたの可聴域を調べてみて下さい。どうでしょう?ツキシロは17kHzはおろか15kHzすら怪しいもので、下はどうやら60Hzが限界みたいです。いろいろ調べてみると、年齢による可聴域の平均値を知る事も出来ますが、別段そこに不安を抱く必要はありません。ただ、ここで言いたいのは、 聞こえない周波数はいくら頑張っても操作しようが無い と言う事なのです。闇雲にイコライザーを操作しても時間だけが過ぎていきます。多くの人に聞かせたいがため、出来る限りの事をしたい気持ちはやまやまですが、まずは自分が確実に聞こえる周波数帯域を理解したうえでその範囲を操作する事が重要です。

少し脱線しましたが、あらためて、いくつかの楽器を例にその周波数帯域を見ていきましょう。まずはドラムです。ドラムの中でも低音域となるバスドラは 80Hz~100Hz にあります。対してスネアは 120Hz~400Hz 、シンバルは 8kHz~12kHz 、明らかに異なる帯域に存在しているため調整はしやすいと思いますが、これらはあくまでも主成分、残響を考えると、もう少し上の帯域まで調べてみる方がいいと思います。また、タムは 100Hz~300Hz にあり、丁度スネアと被ります。同時に鳴らす事はあまりあり得ませんが、メリハリをつけたい場合には、すこし帯域をずらすのもひとつの手かと思います。



次にベースですが、そもそもベースの最低音は4弦解放 41.2Hz です。そして最高音を1弦24フレットと考えると 783.9Hz 、つまり 41.2Hz~783.9Hz がベースの周波数帯域となります。しかしながら、弦楽器には特有の倍音成分が存在しており、最大5倍音程度まで発生する事を考慮すると 41.2Hz~3919.5Hz 程度まで見ておけばよいかと思います。



ギターの最低音は6弦解放の 82.4Hz 、最高音を1弦24フレットと考えると 1318.5Hz ですが、これもまた最大5倍音程度まで発生する事を考慮すると 82.4Hz~6577.5Hz 程度まで見ておくべきでしょう。ただし、当然ながらベースとギターはその音域が被っており、完全な棲み分けは実質不可能な楽器です。それを念頭においたうえ、強いて言うなら、最低音である 82.4Hz 以下をカットする事で、低音部分に関してはある程度ベースとの棲み分けが効くのでは無いかと思います。



いくつか楽器に応じた周波数帯域を示しましたが、注意して頂きたいのはこれらはあくまでも論理値であり、必ずしも実際に体感する音の範囲と完全一致するものではありません。結局は自分の耳で聞き、気持ちいいと感じるように操作するのが一番ですが、目安としては下記のような帯域表を参考にするのもアリかもしれませんね。

20Hz~60Hz超低音域:可聴域外のため基本はカット
60Hz~200Hz低音域:ドラム(音圧の調整)
200Hz~800Hz中低音域:ベース(基音の調整)
800Hz~1.5kHz中音域:ギター/男性ボーカル(音色のクセ)
1.5kHz~4kHz中高音域:フレットノイズ/女性ボーカル(音色のキレ)
4kHz~16kHz高音域:シンバル/スラップ(音色の輝き)
16kHz~20kHz超高音域:可聴域外のため基本はカット

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【2012/06/10 15:40】 | Cubase Elements 6 | TRACKBACK(0) | COMMENT(0)
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