ドーパミンとはなにか考えてみる
- 2019/06/04
- 21:08
鬱病や強迫性障害を患っている人の多くは神経伝達物質であるセロトニンが不足しているというのは有名な話。セロトニンはストレスを感じた時に分泌されるノルアドレナリンや、喜びを感じた時に分泌されるドーパミンを制御して自律神経のバランスを整える役割を果たしますが、今回はそのひとつドーパミンについてのお話です。
ドーパミンは運動調節、ホルモン調節、快の感情、意欲、学習などに関わる神経伝達物質のひとつです。いわゆる脳が快楽を感じる根源であり、その性質から快楽物質ややる気ホルモンなどと呼ばれたりもします。趣味に没頭している時や誰かに褒められた時、ときめきを感じたり性的興奮を感じている時など、おおよそ喜びや楽しみを感じた時には必ずといっていいほどにドーパミンが分泌されているといえます。
ただこうしてドーパミンが分泌されると、例えば努力が苦にならなかったりそれが習慣化したりとおおよそ好ましい結果を得られますが、あまり大量に分泌されると攻撃的になったり依存症に陥ったりと心身に悪影響を及ぼす可能性もまた否めません。その理由はドーパミンが前頭前野を興奮させ意欲的にさせる物質だからに他ならず、アルコールや煙草など依存症に陥るのはドーパミンが過剰分泌しているからといっても過言ではありません。
先の説明の通りドーパミンは快楽物質ではあるものの、それが減る=不安に直結するわけではありません。恐怖や驚きなどいわゆるストレスを感じた時に分泌されるノルアドレナリンしかり、そのどちらかあるいは両方が過剰に分泌された時はセロトニンがそれらを抑制しようとします。それが上手くいかなくなった時、すなわちセロトニンの量が低下することこそが鬱病や不安障害など得も知れぬ不安を引き起こすきっかけとされています。しかしながらドーパミンが不足すると意欲の低下に繋がるのは明かで、それは精神的だけでなく肉体的、つまりは運動能力の機能低下にも繋がり、ひいては不安を引き起こすトリガーになりかねないのもまた事実です。
過剰に分泌させて依存症になるのは問題ですが、強迫性障害を患っている身としては不足してやる気がない状態に陥る方がよっぽど問題です。そのため可能な限りドーパミンを分泌させる必要がありますが――方法は至ってシンプル。何はともあれ自分が楽しいと思う事をするのが一番なのです。どんな事でもかまいません。例えば絵を描くとか例えば音楽を聴くとか、そんなありきたりな事だけに限らず、寝るでもいいし食べるでもいいしゲームするでも漫画読むでもいい、とにかく自分が楽しいと感じる事をすればそれだけでドーパミンは分泌されます。もちろん楽しい事ばかりをして生きてはいけませんから適度な時間でそれを切り上げる必要はあります。やり過ぎて過剰摂取するのは問題ですしね。ですがむしろ忙しさにかまけてそれすら出来ないというのが一番問題なのです。
家事や仕事に追われて気がつけば一日が終わっているなんてことはよくあります。仕方がない事だと、みんな同じだと思いながらもなんだか毎日がつまらないと感じるのはまさにドーパミンが不足しているからに他なりません。なので毎日ほんの数分でもいいので無理矢理にでも楽しい事をしましょう。楽しい事を考えるだけでもいいらしいですよ?週末の休みにはあれをしようとか、来月の連休には旅行にいこうとか、近い未来の楽しい予定を想像するだけでもドーパミンは分泌されます。それを現実逃避だなんて思う必要はありません。むしろ厳しい現実を生き抜くために必要不可欠な行為です。勉強や仕事が楽しいと感じられたら一石二鳥なんですけどね。なかなかそうもいかないから難しいところです。
ドーパミンとは
ドーパミンは運動調節、ホルモン調節、快の感情、意欲、学習などに関わる神経伝達物質のひとつです。いわゆる脳が快楽を感じる根源であり、その性質から快楽物質ややる気ホルモンなどと呼ばれたりもします。趣味に没頭している時や誰かに褒められた時、ときめきを感じたり性的興奮を感じている時など、おおよそ喜びや楽しみを感じた時には必ずといっていいほどにドーパミンが分泌されているといえます。
ただこうしてドーパミンが分泌されると、例えば努力が苦にならなかったりそれが習慣化したりとおおよそ好ましい結果を得られますが、あまり大量に分泌されると攻撃的になったり依存症に陥ったりと心身に悪影響を及ぼす可能性もまた否めません。その理由はドーパミンが前頭前野を興奮させ意欲的にさせる物質だからに他ならず、アルコールや煙草など依存症に陥るのはドーパミンが過剰分泌しているからといっても過言ではありません。
ドーパミンと不安障害
先の説明の通りドーパミンは快楽物質ではあるものの、それが減る=不安に直結するわけではありません。恐怖や驚きなどいわゆるストレスを感じた時に分泌されるノルアドレナリンしかり、そのどちらかあるいは両方が過剰に分泌された時はセロトニンがそれらを抑制しようとします。それが上手くいかなくなった時、すなわちセロトニンの量が低下することこそが鬱病や不安障害など得も知れぬ不安を引き起こすきっかけとされています。しかしながらドーパミンが不足すると意欲の低下に繋がるのは明かで、それは精神的だけでなく肉体的、つまりは運動能力の機能低下にも繋がり、ひいては不安を引き起こすトリガーになりかねないのもまた事実です。
ドーパミンを分泌させるには
過剰に分泌させて依存症になるのは問題ですが、強迫性障害を患っている身としては不足してやる気がない状態に陥る方がよっぽど問題です。そのため可能な限りドーパミンを分泌させる必要がありますが――方法は至ってシンプル。何はともあれ自分が楽しいと思う事をするのが一番なのです。どんな事でもかまいません。例えば絵を描くとか例えば音楽を聴くとか、そんなありきたりな事だけに限らず、寝るでもいいし食べるでもいいしゲームするでも漫画読むでもいい、とにかく自分が楽しいと感じる事をすればそれだけでドーパミンは分泌されます。もちろん楽しい事ばかりをして生きてはいけませんから適度な時間でそれを切り上げる必要はあります。やり過ぎて過剰摂取するのは問題ですしね。ですがむしろ忙しさにかまけてそれすら出来ないというのが一番問題なのです。
家事や仕事に追われて気がつけば一日が終わっているなんてことはよくあります。仕方がない事だと、みんな同じだと思いながらもなんだか毎日がつまらないと感じるのはまさにドーパミンが不足しているからに他なりません。なので毎日ほんの数分でもいいので無理矢理にでも楽しい事をしましょう。楽しい事を考えるだけでもいいらしいですよ?週末の休みにはあれをしようとか、来月の連休には旅行にいこうとか、近い未来の楽しい予定を想像するだけでもドーパミンは分泌されます。それを現実逃避だなんて思う必要はありません。むしろ厳しい現実を生き抜くために必要不可欠な行為です。勉強や仕事が楽しいと感じられたら一石二鳥なんですけどね。なかなかそうもいかないから難しいところです。

